島めぐみの俳句絵日記

島めぐみの自作の俳句と絵です。

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

まだ硬き空を背(せびら)に梅ふふむ

まだ硬き空を背に梅ふふむ 今はまだ立春前なので、この句は冬の句ではありません。でも、もう梅がほころび始めているようです。最高温度は3月並みだそうです。 「梅ふふむ」ってとてもかわいい言葉だと思って、一度は使ってみたいと思って作った俳句です。「…

母と娘の歩みゆるやか初氷

母と娘の歩みゆるやか初氷 まだ、母が歩行器で歩けた頃の俳句です。ディサービスに出かけるのに朝早く外に出た時、思いがけず氷が張っていて、転ばないようにととても冷や冷やした覚えがあります。 最近氷も雪も見ていないのですが・・・こんなことでいいの…

宿木のそこだけあをし冬木立

宿木のそこだけあをし冬木立 私の家の近くに桜並木があります。堤防沿いに古木が並んでいます。車が入らない道なので、多くの人の散歩道になっています。冬でもウオーキングが盛んです。冬になりすっかり葉が落ち、桜の木々も丸裸になって・・・と見ていたの…

東雲にくれなゐ光り寒に入る

東雲にくれなゐ光り寒に入る 私はマンションの5階に住んでいます。東側の窓からは毎日朝日が見られます。朝は6時に起きるのですが、春や夏は空が白んでから日が昇るのですが、冬はまだ空が暗く30分くらいで急に明るくなります。特に寒のころは空気が違っ…