島めぐみの俳句絵日記

島めぐみの自作の俳句と絵です。

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

街路樹のすがた黒々冬の雨

街路樹のすがた黒々冬の雨 子供の頃から冬の雨は雪より冷たく感じるのはどうしてだろう?と不思議でした。温度が低いから雪になるのに雨の方がずっと冷たく感じるのです。この日、電車に乗りながら「また、冷たい雨が降っているなぁ」と思って窓の外を見てい…

薄墨のにじみて深空冬はじめ

薄墨のにじみて深空冬はじめ 俳句を始めるようになって初めて季節によって空がこんなに違うことに気づきました。 春には「シャガールの雲ゆっくりと春立ちぬ」 夏には「炎昼やのっぺりとした空の色」 秋には「秋天や飛行機雲の一直線」 という俳句を詠ませて…

存分に銀杏黄葉の照り映ゆる

存分に銀杏黄葉の照り映ゆる 毎年秋になると、銀杏の黄葉が楽しみです。近くの神社にも立派な銀杏があります。まだ若木ですが銀杏並木もあります。私にとって、紅葉はちょっと特別というかお出かけして眺めるものですが、銀杏は生活のすぐ脇にあり、秋そのも…