島めぐみの俳句絵日記

島めぐみの自作の俳句と絵です。

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

千年余もがく邪気をり亀鳴けり

西大寺の特別公開というツアーに参加しました。西大寺のご住職が「この寺には、日本最古の彫刻が残っています。」とおっしゃいました。何かと思ったら、四天王(の誰だったか)に踏みつけられている邪鬼でした。悪さをしないように押さえられているとのこと…

甘夏を煮つめ黄金色の壜

私はマーマレードが大好きで、毎年のように作っています。甘夏の皮が柔らかくなって実の中に溶けていくまで煮詰めるのが醍醐味です。瓶に詰めた後、ちょっと透かして見ると小さな太陽を閉じ込めたような色になっています。今年も美味くできたな、と思う瞬間…

ゆったりと円く赤らむ春の月

母が急に寝たきりになりました。介護の始まりでした。介護は急にやってきます。本人はおむつが納得できなくて自力でトイレに行こうとしますが・・・ということで、この急な事態に介護される方もする方も戸惑いの方が大きくて、いろいろなことが後手に回って…

猫の子の日だまりにゐて日の匂ひ

猫の子って春の季語ですけど、今年は立春前とは思えない暖かさ。おかげでうちの子(猫)は、お腹を出して日向ぼっこしています。猫の子は丸くてふわふわしてて暖かいです。思わずお腹に顔を埋めてみたくなります。猫は迷惑そうですが・・・