虫の音に風やはらかくやはらかく
虫の音に風やはらかくやはらかく
立秋を過ぎると虫が鳴き始めます。熱帯夜であろうとお構いなしです。本当に律儀です。「ありときりぎりす」なんて感覚は日本人にはそぐわない気がします。何しろこんなに暑くてもちゃんと夜になれば鳴き始めるのですから、蟻もびっくりするのではないでしょうか?こんな虫の声を聴くと、心なしか風も秋の気配を漂わせているような気がします。
先日のような暴風雨の後も、すぐに虫たちは鳴き始めて、生命力の確かさには驚かされます。どこに避難していたのでしょうか?ずぶぬれになって流されたりしなかったのでしょうか?土の中の蟻の巣はどうなったのかしら?