蜩が鳴く山ひとつ丸ごとに
お茶の先生の家にお稽古に通っていたころの句です。その家の西には小高い山がありました。里山というのでしょうか。豊かな動植物があり、青竹で垣や器を作り、山苺を摘んでジャムを作ったりするそうです。ある日、いつものようにお稽古に行くと、「カナカナ」と近くから遠くから聞こえてくるものがありました。声がいくつも重なってオーケストラのような深みのある音楽でした。初めて聴いたのでしばらく我を忘れるほど聴き入ってしまいました。この感動を表現したいと思って、頑張って作った句です。
お茶の先生の家にお稽古に通っていたころの句です。その家の西には小高い山がありました。里山というのでしょうか。豊かな動植物があり、青竹で垣や器を作り、山苺を摘んでジャムを作ったりするそうです。ある日、いつものようにお稽古に行くと、「カナカナ」と近くから遠くから聞こえてくるものがありました。声がいくつも重なってオーケストラのような深みのある音楽でした。初めて聴いたのでしばらく我を忘れるほど聴き入ってしまいました。この感動を表現したいと思って、頑張って作った句です。